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先日,随分遅ればせながらサイビスクについて帝人ファーマーの担当者から話を聞きました。
ヒアルロン酸に関しての帝人ファーマーの患者さん向けのHPはこちらです。
http://iihiza.jp/flow/shot.html
あと,こちらが報道向け資料。
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1282288837.pdf
私個人は中外製薬のスベニール(http://rx.m3.com/downloads/00052467.pdf)を好んで使っていたため,以前からその存在は知りつつも特に情報を得るでもなく,アルツなどの低分子のヒアルロン酸のある医療機関でもスベニールの導入を行い,それで済ましてきました。
ただ,たまたま思うこともあり,サイビスクの実物を見てみたい,という向学心(好奇心?(^_^;))もあり,説明を依頼しました。
製剤見本がこちらです。
思うところあって,30G針を取り付けてみました。なんか,どこかで見たことがあるような...。
パッケージもどこぞでよく見かけるようなパッケージです。(笑)
ついでに,30G針をつけた状態で押し出してみましたが,これまたどっかで見たことのあるような感触でした。
架橋ヒアルロン酸というと他にも色々検索できるようですが,こちらは動物性のヒアルロン酸だそうですので,過敏症に対する注意が必要です。
と,脱線はこれくらいにして,発売後そろそろ2年程度経過するそうですが(知らんかった..(^_^;)),大阪府ではどのようになっているのかお聞きしたところ,
現状では,
週1回を3回で1クール。これで約半年程度の効果は認められる,とこれまでのアルツであれば,半年で24回,スベニールでもその半分の12回は注射をしていた所が,スベニールと比べても4分の1,回数で言えば9回も少なくて済むのですから,患者さんの『注射をする』,という負担は軽減されます。
ただ,大阪では1クールのみが認められ,2クール目は保険が通っていないのが実情のようです。
ですので,せっかく効果が感じられても,現状大阪府内の医療機関では1クール3回のみの施行とならざるを得ないようです。
加えて薬価的には5倍程度?くらいなので,当院では普段スベニールを使用していることもあり,サイビスクを望まれる場合は,3回の注射を確約してもらった上で発注をする,という扱いになります。
ちなみに,他の先生がHPで合併症が多い,などと書かれていたので聞いてみましたが,分子量が多いためか,重い感じであったり,疼痛,熱感(などの炎症症状≒関節炎)がやはりそこそこあるそうです。
通常関注をしていて,確実に関節内に入っているし,注入時も何も抵抗もないのに,患者さんがすごく痛がられることが時折ありますが,これの頻度が増加するのかなぁ...。などと思っています。
とはいえ松井秀樹が使っているとかで,2クール目以降も自費で治療を受けられる方もいるとか。
その点は患者さんご自身が納得されていればいいのでしょうねぇ..。
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