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ヒアルロン酸の合併症 ~皮下出血~

久しぶりの医療関係の投稿です。
書きたいことは色々あるのですが、医療関係はどうしても、きっちり書かねば、と思っていると、ついつい先送りになるのと、あとは、amebaの投稿時の画像のupが面倒くさいので、それが一番の投稿がのびのびになる原因です。
とはいっても、これはアメブロに限らず、ブログ全般に言えることではありますが...。(^^;)

そういう意味では、フェイスブックページの方が、日常の徒然を書くには適しているのかもしれません。
ただ、まだちゃんと見ていませんが、検索機能はフェイスブックページは、ブログには敵わなさそうではありますので、上手にすみわけが出来るといいのでしょうが、当面はこういった、のんびりしたペースでの投稿になるかと思います。<(_ _;)>

 さて、今回の内容ですが、事象自体は6月初めころだったと思いますので、約2ヶ月、上記の理由で放置してしまいました。
 ただ、ある意味、あまりにもすごい症例なので、投稿は必ずせねば!と思っていて、ようやく投稿にこぎつけました。

患者さんは私の知人ですが、下記の画像の如く、

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ヒアルロン酸治療後に、かなりひどい皮下出血を認めた症例です。

ただ、この方は美容が初めてだった為、
「そんなもんなんだろう」と思っていたそうです。

これは、一般的な保険診療を行っている医者から見ると、とてもありがたい患者さんで、後光が射すようです。

ちなみに施行医は、上野近辺、日本人ではないが日本の医師免を持っている、形成外科学会の専門医を持った先生で、知人は、このDr.と同じ国の方と思われる患者さんに誘われて受診をされたようです。

一口に美容医療と言っても様々なものがありますが、 切らない美容の代表格である治療の中でもヒアルロン酸やボトックスは身体に針を刺すことになります。

つまり、生きた人間であれば、当然出血の可能性が生じるわけです。
一般的な保険診療に受診されれば、患者さんの皆さんもそれは理解されている様なのに、なぜか自由診療になると「出血はしない」と思われるようになるようです...。

その結果、人に針をさせば、それなりの確率で生じる当たり前の結果である出血が、クレームやトラブルの元になるわけです。

そのため大体の承諾書をみても、普通は出血のリスクは明記されていることが殆どです。
にもかかわらず、出血をすると不機嫌になる程度ならいいですが、治療のすべてを全否定するような暴言を吐いたり、この世の終わりのように泣き出したり、返金しろ!と恫喝する輩まで時折出てきます。

しかし、血液サラサラのお薬を飲んでいるとか、白血病だとか、特殊なケースを除けば、正常な一般人では、出血しても、必ず、皮下出血は改善していきます。

そういう意味では、下記の画像を参考にしていただければ、そうそうはお目にかかれない、、ここまでひどい皮下出血でも、数週間で最終的には消失することを念頭に、自由診療に受診して頂くと、小さな出血点程度には鷹揚に接することが出来るようになるのではないでしょうか。

ちなみに、私はここまでひどいのはないですが、やはり刺入部にφ1~2mmの出血点がでることは一定の比率で生じます。ただ、針を抜いた時に出血を確認したら、1~2分圧迫止血を行うことで、出来るだけ広がらないように注意はしているので、幸いひどい突込みをされたことは経験がないのですが...。

以下、送ってこられた画像を、時系列にそって列挙しておきます。

ちなみに、料金はトータルで10数万支払われ、皮下出血が出たから返金があったとかはありません。
そのうち引きます、みたいな対応だったそうです。

女性なのに、『○×あるよ~』なんて感じで出てくる中国人のおじさんみたいになってしまっているのが、
あまりにもかわいそうでした...。

麻酔したところを撮ってあったようです。

photo:01

たぶん直後でしょう。すでに目の下は皮下出血でバンバン腫れています...。(^_^;)
法令線は注入前と思われます。

photo:02

テープが刺入部に貼られていますが、ことごとく皮下出血という信じがたい光景です。
私が過去に働いたことのある医療機関の患者さんならどこの患者さんも卒倒して気を失うか、泣き崩れるのではないでしょうか...。(^_^;)

photo:03

白くなっているのは、一緒にほくろも何ヶ所かとったそうなので、エピネフリン入りの麻酔を同時にされたようで、それによる血管収縮が一緒に出ているものと思われます...。

頬部の腫張が軽減し、ゴルゴラインが際立ち、法令線も凹んでいることから、注入後数日たったところと思われます。(テープの状態からも)
顔全体で見ると、まさに 『~あるよ』の中国人のようでした...。

photo:04

photo:05

テープが除去されていることから、さらに数日経ったものと思われます。
角度などにもよると思いますが、法令線自体は改善しているように見えます。

photo:06

似たような時期と思われます。

photo:07

目の下の出血は黄色みが出てきていますので、1週~10日程度と推測されます。
法令線の方もだいぶ皮下出血が吸収されてきています。
ゴルゴラインも法令線も改善は認めているようです。

photo:08

ここまでで、その後は送ってもらってないので、たぶん落ち着いたのでしょう。

結果として、法令線と目の下の改善が認められればよいのかもしれませんが、これまで私が働いたことのあるクリニックの患者さんは、おそらくこの経過では二度と来ないと思います。

美容整形が当たり前の国の方々の感覚だからこそ、許されるのかもしれませんね。

医者の立場からすると、針を刺す以上、出血のリスクはそもそもかなり高いのが普通なので、この結果で問題なく、10数万の金額をもらっていることも併せて、うらやましい限りです...。

私にはここまで出来ませんが...。(^_^;)

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